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jurlique(ジュリーク) 公式オンラインショップ

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CROSS TALK

モノづくりの背景を
多くのお客様に知ってもらいたい。
それがサステナブルの第一歩

亀田勇真さん

㈱三陽商会
〈EARTH TO WEAR活動〉
プロジェクトリーダー

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大内明香

ジュリーク・ジャパン㈱
取締役
マーケティングディレクター

35thアニバーサリーキットでジュリークがコラボレーションした㈱三陽商会の〈EARTH TO WEAR活動〉。両社が取り組むサステナブルについての想いを担当2人が熱く語った。

大内 創業以来、35年間ずっと循環型オーガニック農法で自ら原料となる植物を育て、化粧品をつくることにこだわってきたジュリーク。サステナブルな取り組みについて、もっと知っていただきたいという思いが常々ありました。ちょうど今、時代がサステナブルを意識する中で、「時代の流れだからサステナブルに取り組み始めたブランド」というより、意志を持って取り組んでいるブランドとお取り組みをすることによって、より多くの方に知っていただく機会を創出できればと思っていたんです。そんな折、㈱三陽商会の〈EARTH TO WEAR活動〉のサステナブルアクションについて知り、ぜひご一緒したいとジュリーク側からお声をかけさせていただきました。

亀田 私たちのいるファッション業界はきらびやかに見えますが、実は世界で2番目に地球を汚している産業なんです。でもその事実を消費者はおろか、作っている側の我々、会社の人間もちゃんと知らないままで今までいました。「服をつくる生地はどうやって生まれるのか、そこから知らなくてはダメだ」、と数人の有志が集まり、立ち上げたのが〈EARTH TO WEAR活動〉なんです。

大内 〈EARTH TO WEAR活動〉のホームページが“服をつくることは一粒の種を撒くことからはじまる”という言葉で始まっていて、「あ、ジュリークと似ている」と感激したんです。ジュリークの化粧品も原料となる植物をオーガニック農法で育てることから始まるので。

「EARTHはWEARにつながり、WEARはEARTHに還る」というブランドコンセプトを伝える同活動のイメージビジュアル。

亀田 三陽商会は栃木県の渡良瀬エコビレッジにSANYO COTTON FIELDという畑を持っていまして、ここで和綿、日本古来のコットンを作っています。5月の種撒きに始まり、8月に草むしり、10月に収穫といった畑仕事を通して、コットンが服になるまでの過程を社員が学ぶ場になっています。

国内で和綿を育てている数少ない畑、渡良瀬エコビレッジ。三陽商会はこの畑を社員の服作りの原点を学ぶ場としている。

大内 そういった経験で御社の社員の意識は変わりました?

亀田 変わりましたね。接客のスタッフはお客様に服づくりの背景をお伝えするようになりました。ただ洋服を作る、洋服を売るということではなく、三陽商会が昔から大切にしてきたモノづくりの原点の理解が深まりました。これはあまり知られていないのですが、日本国内では1年間に100万トン=約33万着の洋服が捨てられているんですよ。メーカーはひとつのデザインの洋服をつくるのにまずサンプルをつくるのですが、サンプルをつくるのに使った反物が、残布として余ってしまうことがあります。これは私たちにとっての課題ですが、こうした課題も含めてモノづくりの背景やストーリーを消費者の方にも知ってもらい、一緒により良い未来を考えていきたいという思いから生まれたサステナブルプロジェクトが〈EARTH TO WEAR活動〉なのです。

大内 同感です。私たちもブランドの背景や化粧品が生まれるまでのストーリーが大切だと思っていて、ジュリークのお客様もそこに共感してくださっているのではないかと思っています。

50mの生地から2mをサンプルに使用し、残りは余ってしまっていたという。これらの残布から今回のトートバッグやポーチが生まれた。

亀田 〈EARTH TO WEAR活動〉ではこれまで余ってしまったサンプルの生地、服に使用する上質なものをワンコイン(500円)で販売する屋台や渡良瀬のコットンフィールドで獲れた種の配布や、余り生地を使ったワークショップを開催していまして、お客様にもトレーサビリティやサステナブルを意識してもらうきっかけ作りをしています。ファストファッション全盛期を経て同じデザインがあふれる中でどういったチョイスをするか、またその自分のチョイスをSNSで発信できる時代だからこそ「なぜこれを買ったのか」という理由があるものを選ぶ時代になってきたと思うんです。

建築家・半田悠人さん設計の“EARTH TO WEAR”のYATAI。全国津々浦々に出向き、ワークショップを行なっている。

大内 確かにそうですね。自分たちが暮らす地球や自然、がよくないことには人間も心地よくいられませんから。購入する商品の背景にあるものを大切にする方が増えているし、これからますます人の意識はそうした方向へ変わっていくと思います。地球環境というとものすごく大きなことのようにも思えますが、最近の地球環境を見ると破壊や汚染が人間自身に跳ね返ってきている部分もあるように感じます。効率や経済だけ優先する時代を経て、新しい時代が始まっている──。

亀田 〈EARTH TO WEAR活動〉もジュリークも環境に対して配慮しているお客様をもっていることは共通していると思う。ジュリークを愛用している人は化粧品だけでなく、食品、衣料なども同じ視点で選んでいるでしょうから。今までのコラボレーションは同じアパレル業界ばかりでしたが、トレーサビリティ、サステナブルという共通点で違う業界同士でコラボレーションできたのはすごく有意義でした。

大内 今回の「35thアニバーサリーキット」を通して〈EARTH TO WEAR活動〉の残布の有効活用の取り組みを知っていただく機会にしたいですね。

亀田 はい。今回のコラボレーションでお客様に「服をつくる過程やその背景」を少しでも知っていただき、服について考えていただけたら。また、それをみんなに拡散してほしい。ひとりひとりの考え方が拡散していくことが今の時代、とても大事ですから。

大内 本当ですね。まずは現状を知ることがスタートです。多くの方にこのコラボレーションを通じて、環境や自然のことを自分目線で知っていただく良い機会となればいいな、と思っています。

PROFILE

亀田勇真さん

㈱三陽商会
〈EARTH TO WEAR活動〉
プロジェクトリーダー

1988年生まれ 東京都出身。早稲田大学、東京モード学園夜間部卒2011年から三陽商会に勤務。婦人服の【EPOCA】にてVMD、MDを手掛けた後、現在はスペインのサステナブルブランド【ECOALF】の日本立ち上げに従事。同時に2017年、社内のCSR活動の一環として、服を大切に長く着るために、生活者とともにサステナブルでエシカルな社会を考え学ぶプロジェクト「EARTH TO WEAR」を立ち上げる

大内明香

ジュリーク・ジャパン㈱
取締役マーケティングディレクター

1975年生まれ 東京都出身。1998年4月 国内化粧品メーカーに入社。スキンケア・ベースメイクからボディウェアまで幅広く商品企画に携わる。その後はグループ化粧品ブランドのプロダクトマネージャー、商品企画部長として商品企画を牽引。2018年4月より現職。
コンセプトや販売チャネルが異なる複数の化粧品ブランドにおいて培った経験を活かしながら、ジュリークのマーケティング活動に日々邁進中。

35th Anniversary Kit

持続可能な未来を考える
㈱三陽商会のサステナブルプロジェクト
〈EARTH TO WEAR活動〉とのコラボレーション。
ジュリークの原点ともいえる商品と、
洋服を製作する際に生じる余り生地で
つくったトートバックやポーチを
セットにした
2種類のキットを限定発売します。

7月21日(火)新月 数量限定発売

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