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ジュリークが創業以来
提案しているスチーミング。
このスチーミングをかねてより実践し、
オリジナルのスチーミングタオルも
プロデュースされた
「スチーミング愛好家」、
ヘア・メイクアップアーティストの
山本浩未さんに伺いました。
山本浩未
ヘア＆メイクアップアーティスト
資生堂美容学校卒業後、資生堂ビューティークリエーション研究所にてヘア・メイクアップアーティストとして宣伝、広報、商品開発、教育などに従事。1992年フリーとなる。「今すぐ実践できるメイクテクニック」を発信するメイクアップの第一人者。メイクのみならず、気持ちが元気になるポジティブな美容理論が好評。
10代の頃から、ストーブの上のヤカンの蒸気を浴びてみるほど、スチームに魅力を感じていた私。美容の仕事を始めてからも、エステのスチーミング効果を日々手軽に得られる方法を試行錯誤するなか、スチーミングと蒸しタオルを組み合わせたメソッドを思いつき、その心地よさに夢中になりました。
ボウルに張ったお湯にエッセンスを数滴垂らし、その蒸気を浴びたあと、そのお湯で絞った蒸しタオルを肌にのせるのが私流。血流がよくなり、肌が温かくうるおうのはもちろんのこと、タオルの上から目元や耳のつぼ押しマッサージをしたり、エッセンスのアロマを楽しみながら深呼吸することで、２倍、３倍の気持ちよさを得られるのです。
（撮影：山本浩未さん）
朝のスチーミングは、すっきりとした目覚めとハッピーな一日の始まりをもたらしてくれます。ピンク色に蒸気し、ふっくら柔らかになった肌に毎朝出会えるって、すごく幸せなこと。また温かくうるおった肌ならスキンケアの浸透も高く、メイクのりも断然よくなります。
夜のスチーミングは、１日のストレスを流してくれます。私はメイククレンジングを顔になじませたあと、蒸しタオルで肌を覆い、そのままやさしくメイクをぬぐい落とします。そのあと首や耳もタオルでスチーミング。これからの季節、日中は冷房の中にいて思いのほか肌が冷えていることがありますが、このスチーミングで肌を温めて柔らかくし、仕上げに美容オイルをたっぷり肌にうるおわせ保護しておきます。
最近気に入っているのは、50℃のお湯を使う方法。熱で細胞の働きを活性化させるHSP（ヒートショックプロテイン）の効果を得るのにぴったりの温度だそう。熱湯と冷水を半々に入れるとちょうどこの温度になるので便利です。
エッセンスを３滴落としたお湯の蒸気で深呼吸したら、そのお湯で絞った蒸しタオルで顔全体を包み込み、再び深呼吸します。
タオルの上から耳をつまんだり引っ張ったり押したりして、耳の周りの血やリンパの流れをよくして、ツボを刺激します。
最初は蒸しタオルだけでやっていましたが、ある時からジュリークのハイドレイティングエッセンスと組み合わせたら、効果倍増！香りには、食欲や記憶、感情などあらゆるものを調整してくれる素晴らしい効果があるといわれています。また、このエッセンスが溶け込んだお湯は柔らかく感じます。スチーミングに香りが加わることで、1日の始まりをぐんと後押ししてくれたり、日中高まっていた緊張感等をほっと癒してくれたりします。
こんなにも毎日実感しているのは、ジュリークの香りが本物だから。1年半前、アデレードのジュリークの農園を訪れましたが、生命のサイクルを大切にし、何ひとつ無駄にすることなく、誠実に育てていることが伝わってきました。そんなふうに育てられたからこそ、エネルギーに溢れた香りが生まれているのだと思います。
（撮影：山本浩未さん）
スチーミングはテクニック要らずの、とてもシンプルなプロセスですが、美容はコツコツ続けることが一番大切。つい「一発逆転」を狙いたくなるけれど、やっぱりスキンケアの効果は、日々のベーシックなことの積み重ねの先にあるのです。「落とす」「うるおわせる」「守る」そして「温める」。これさえちゃんと守っていれば、夜更かしや紫外線ケアを怠ったなどの多少の失敗も挽回できるでしょう。だからこそ、「無理なく続けられる、心地よい手法」を実践することが鍵になるのです。
今日も私は、スチーミングで１日を終えます。またあのやさしい香りと、心地良さと、ピカピカの肌に会いたいから！
（撮影：山本浩未さん）
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