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ようこそ!ジュリークのピュア旅inアデレード

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美しさの生まれる背景を探る旅を終えて

わたしたちの求める
〈美しさ〉の根本にあるものとは

WRITER PROFILE

馬田草織(ばださおり)

文筆家・ポルトガル料理研究家。東京都生まれ。出版社で食を中心に雑誌編集に携わり独立。 食や旅を中心に執筆。素朴で親しみやすいポルトガルの食に魅了され、一般家庭のキッチンからレストランの厨房、ワイナリー等への取材を行っている。著書に『ようこそポルトガル食堂へ』(産業編集センター・幻冬舎文庫)、『ムイトボン!ポルトガルを食べる旅』(産業編集センター)。料理とワインを気軽に楽しむ会「ポルトガル食堂」を主宰し、定期的な料理会やイベントなどを開催している。

自分はなにをもって
人を美しいと捉えているのだろう

これまで食や旅に関する文章を書いてきた私は、〈オーガニック〉と聞くと反射的に野菜や果物、肉やチーズ、ワインなどの食べものをイメージしていた。それがこの1年間、ジュリークの連載に携わることで、オーガニックなものは食べるもの以外にもさまざまな分野があることを改めて意識するようになった。さらには〈人の美しさ〉について考えることも飛躍的に増えた。それはつまり、自分自身の在り方について考える時間が増えたと言ってもいい。

そもそも美容への意識も知識も清々しいほどになかった私。これまでの私は、朝起きたらとりあえず鏡に映る自分の顔を適当な化粧水で湿らせたらベースを塗り眉毛を整え、リップクリームを塗るだけでおしまいという、美容の世界で生きている人からすると怖いぐらい無謀な状態だった。それがオーガニックコスメについて少しずつ知ることで、もっと自分にやさしく、自分で自分をケアしようと思えるようになったのだ。

どうみられるかではなく、どう在りたいか

ピュア旅の連載を書くにあたり、ジュリークの中の方々や海外スタッフに、ジュリークの活動や考え方についてリサーチをしていくと、そこにあったのは地球と人をいかに健康で美しいものにするかという目標に向けた、真面目すぎるほどに実直な営みだった。ジュリークのアイテムが生まれるオーストラリア南部のアデレードの農園の様子、現地に住む動物たちとの共存の様子、自然環境を保護するための植樹などの試み、そこで実践されているバイオダイナミック無農薬有機農法とは何か、さらに、育てられた植物からどのようにエキスを抽出し活かすのか。そしてそれら植物の力が人の肌に与える効能、あるいは香りの効果などを知るにつけ、スキンケアそのものにも興味を持つようになった。どう見られるかではなく、どう在りたいか。スキンケアの根本の考え方はそこにあると理解した。それだけでも私としては大きな進歩なのだが、実はそれ以上に大きな収穫があった。それは、自分は一体なにをもって人を〈美しい〉と捉えるか、ということについて考えを巡らせるようになったことだ。

〈美しさ〉の基準は千差万別

せっかく生きていくのなら、美しくありたいと思うのは自然なことだ。でも、そもそも〈美しい〉は人によって地域によって国によっていろんな定義がある。化粧そのものをするかしないかから始まって、自然な美しさをよしとするのか、華やかさを求めるのか、個性的なことに重きを置くのかなど好みは個々に違う。国や人種、生活文化や気候風土、気質も肌質もみな違うのだから違って当然、美しさに正解や模範解答はない。

では、わたしの思う〈美しさ〉とはなんだろう。この連載の最終回にあたり、あらためて考えてみた。くすみの無い、うるおいに満ちた玉のような肌や長い漆黒のまつ毛、整った眉毛、そういう顔のコンディションももちろん美しさだ。手に入るなら欲しい。でも、自分が魅力的だなと思う女性たちをもう少し観察してみると、その惹かれる核になるものは、見た目以上に表情にある、ということに気がついた。しかもその表情は、内側から出る喜びや驚き、あるいは哀しい顔すらも美しいと感じることがある。笑顔は人を魅了する最強の表情だが、微笑みだけでなく強い意志を感じる表情にも、私は惹かれていることに気がついたのだ。

豊かな表情は、
人を否応なく惹きつける

たとえばこの連載の8月でご紹介した、ジュリーク創業者のウルリケ・クラインさんの写真がその好例だ。シルバーのショートヘア、柔らかいグレーの装いに農園のローズを一輪手にし、こちらを見つめている。写真からは静かな自信やオーラのようなものが感じられ、こんなふうに歳を重ねたいと思わずにはいられない魅力的な表情だった。幼い頃から植物に囲まれて育ち、植物の力とともに生きたいと考えた彼女の人生は、ジュリークのブランドが大切にしている「自然の力」に常に支えられ、あるいは力をもらってきたのではないだろうか。そして何より、ご自身が好きな植物の中に身を置いて生きてきたことも、今の表情に繋がっているような気がしてならなかった。自らが心から大切に思うものを追求してきた人生、だからこそ、あの魅力的な表情が備わったのではないだろうか。

女性として生まれ、自分の顔や姿を意識しながら生きてきた私は、最近年齢とともに失うもののことを考えて憂鬱になることも少なくない。見た目のことで言えば、たとえばそれは肌のうるおいやハリ、髪の艶などだ。でもそれは、オーガニックコスメの力を借りて自らケアすることで少しずつ何とかできそうだということがわかった。少なくとも、何もしてこなかった私なら、これから始めることでマイナスになることはないのだ。体力や筋力などの衰えは、食生活と運動でメンテナンスしていけばいい。これも思い立ったいまから始めれば、遅すぎるということはないはずだ。そして一番自分の力で変えられること、それが表情だ。意思のある表情で豊かに暮らすためには何をすればいいのだろう。

1年後の自分を楽しみに

大切なのは、きっと自分で自分を満たすことではないだろうか。大切な人やもの、こと、そして自分の好奇心を守り好きなことを探し追い求める。いつもの暮らしのどこかにそんな時間を作ることで人は自分の機嫌をとり、そしてそれは、いつしか表情にも表れるようになると思うのだ。たとえば、ピュア旅の連載で掲載されてきたジュリーク農園の写真などを見ていても、素敵な表情の男女が働いている様子を垣間見ることができた。きっとそれは、日々美しい自然に触れることが関係しているのではないだろうか。

コロナ禍を経て、私たちは予想外に内省する時間を得た。あらためてどう生きていきたいかを考えた人も多いと思う。自分の内側から発せられる喜びや驚き、感動といった感情を大切にして生きることが、人としての魅力につながるように思えてならない。そのためには、もっと自分を大事に生きていきたい。自分にやさしくありたい。できれば自分にだけでなく、地球に生きる動物や植物の生存を脅かさないやさしいものを選びたい。そうすれば、きっと1年後の自分を楽しみにすることができるはずだ。そしていつか私も、世界で一番ピュアな土地と言われるアデレードを本当に旅し、ジュリーク農園をリアルに訪ねたいと思う。

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