2022.09.01
暑く長い夏を乗り越えた肌と心を
やさしくゆるめる、
セルフケアタイム
9月に入り、
長い夏もようやく終わりが見えてきました。
楽しい思い出がたくさんできたと言いたいけれど、
肌も心も「慢性的な夏バテ」でぐったりお疲れ…
というのが本音ではないでしょうか。
こんな季節の自分をおだやかにケアする方法を
ご紹介します。
日中は暑さと紫外線、夜は寝苦しさで
肌も身体も夏バテ状態
各地で観測史上最速を記録した早い梅雨明けで始まった今年の夏。そのうえ前代未聞の最高気温が続く日も少なくありませんでした。そう、私たちの身体は、未経験の長い酷暑を乗り越えてきたのです。強い日差しは容赦なく肌に刺さり、地面や建物に反射した紫外線は全身に降り注ぎます。その結果、肌は炎症ダメージや乾燥、ごわつきなどの形でSOSを発しています。身体はどうでしょう。日中は屋外の暑さと冷房の冷えとを行ったり来たり。夜は夜で冷房をつければ冷えや乾燥に、消せば蒸し暑さに苦しみ、睡眠の質も低下。次第に自律神経も乱れ、慢性的に夏バテ状態が続いているのが実体です。
リラックスできるひとり時間が
夏ダメージの回復に
こんな過酷な季節を過ごした肌と心をほぐすのに、大切にしたいのが「バスタイム」。さまざまな外的要因から私たちは日中、無意識のうちに緊張状態になっています。浴室という小さな空間でひとり静かに過ごす時間は、そんな自分をハグするような大切なひとときになるのです。暑いからバスタブに浸かりたくない、という人もいるかも知れませんが、入浴にはシャワーと違い、「温熱」「水圧」「浮力」という3つの作用があります。38℃程度のお湯なら副交感神経が優位になってリラックスでき、また水圧が全身におだやかなマッサージ効果を発揮して血流やリンパの流れをスムーズにしてくれます。さらに浮力で体重は通常の1、2割に。その結果、日中全身を支えていた筋肉もふわっと休まるのです。またお風呂で温まった深部体温が徐々に下がる過程で、良質な睡眠への準備も整います。バスタイムをいっそう豊かに過ごすのに、おすすめなのは香りを取り入れたケア。バスタブで過ごす間、美容オイルで顔全体を包み、目を閉じてリラックス。うっとり香りを楽しむ時間が、全身をゆるめてくれます。
アフターバスは
心地よい香りのなかケアタイムを
お風呂から出たら、くつろぎの時間を楽しみましょう。アロマディフューザーにお気に入りのエッセンシャルオイルを数滴。立ち上る香りが湯上がりのリラックス気分を高めてくれますし、自然と深い呼吸へと誘ってくれるのではないでしょうか。心地よい香りの広がる空間で、全身の肌にたっぷり保湿ケアを。ボディオイルの香りも楽しみながら、水分と油分をバランスよく補いましょう。長い夏を乗り切った心と肌を、お疲れ様といたわる気持ちで、豊かなバス&アフターバスタイムを。