Interview
#02
山本浩未さん
Hiromi Yamamoto
幼少時は嫌だった、
モノを始末するという
親の躾に感謝しています
モノをムダにしない、は
ケチではなくエコでした
高度経済成長期の地方都市で育ったのですが、両親が良く言えば倹約家、悪く言えばケチで(笑)、子供の頃は「使っていない部屋の電気はこまめに消しなさい」「寝る前に必ずお風呂に入りなさい」などと口うるさく言われるのが本当に嫌でした。でも大人になった今は部屋を出るときには電気を消す、歯磨きのときに水を流しっぱなしにしない、寝る前にお風呂に入るから寝具を汚さず、洗濯の回数を減らすなど、あの頃の親の躾が自然と身についていることに気づきました。私の両親世代の「モノを始末する」という教えは日本人の美徳。それってものすごくサステナブルなことだったんだと今になって思いますね。
フルに使いきる、
それがサステナブル
私は生ごみを捨てるのにビニール袋やレジ袋は使わず、不要な紙で作った空き箱に入れて処分しています。着なくなったTシャツをはがきサイズに切って、靴や窓、ちょっとした汚れを拭くのに使っています。朝は蒸しタオルでスチーミングを行うのですが、そのタオルがくたびれてきたらキッチンで使うお手拭きにし、さらに汚れてきたら雑巾にとことん使い回し。欠けてしまったお気に入りの瀬戸物は最近、習い始めた金継ぎで修復することにハマっています。すぐに捨てることをやめるだけでも、環境への負荷は減らせると思います。
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着古したTシャツをカットしてストック。気になる汚れを拭き終わったら、そのままゴミ箱へ。
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着古したTシャツで作ったミニ雑巾は玄関先にも置いておき、家に戻ったらすぐに靴を拭きます。
Hiromi’s
Favorite Jurlique
「朝、蒸しタオルで行うスチーミングに欠かせないのがジュリークのスチーミングエッセンス」。
山本浩未さん
ヘア&
メイクアップ
アーティスト
明解な理論と明るい人柄で人気。スキンケアにも精通し、大人世代に役立つポジティブな美容情報を各メディアで発信。