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ようこそ!ジュリークのピュア旅inアデレード

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大輪のスキンケアローズが咲き誇る、

ジュリーク農園のローズ畑へ

WRITER PROFILE

馬田草織(ばださおり)

文筆家・ポルトガル料理研究家。東京都生まれ。出版社で食を中心に雑誌編集に携わり独立。 食や旅を中心に執筆。素朴で親しみやすいポルトガルの食に魅了され、一般家庭のキッチンからレストランの厨房、ワイナリー等への取材を行っている。著書に『ようこそポルトガル食堂へ』(産業編集センター・幻冬舎文庫)、『ムイトボン!ポルトガルを食べる旅』(産業編集センター)。料理とワインを気軽に楽しむ会「ポルトガル食堂」を主宰し、定期的な料理会やイベントなどを開催している。

求む、日常を忘れるほどのリラックス体験。オンラインワークから日々の生活の運営まで、忙しく働く我らに必要なのは、身も心もちゃんとほぐれる本物の癒し旅。そう、気休めはNO。欲しいのは本物です。
それならば、目指すべきはダイナミックな自然環境に恵まれた、オーストラリア南部のアデレード。なぜならそこは、世界でも稀有なオーガニックライフの聖地であり、オーガニックコスメを生み出すジュリーク農園の故郷でもあるから。これまでは、アデレードの街の楽しみ方やスペシャルなジュリーク農園ツアーをリサーチしてきましたが、さらに好奇心を満たす旅を続けます。今回探るのは、ローズ畑。いずれ自分を解き放つ旅に出るための下見も兼ねて、ぜひご一緒に。

力強く高貴な香りが唯一無二。
世界で唯一のオーガニックローズが咲き乱れる庭へ

突然ですが、いま私の手元にあるのは、ジュリーク農園でしか収穫できないオーガニックローズ「ジュリーク」から生まれたRO フェイスオイル。小さなボトルに入った黄金色のオイルを数滴手にとって顔やデコルテに広げると、力強いローズの香りが一気にたちのぼり、高貴ななにかをまとったかのよう。一瞬で、直感的な喜びを感じられます。こんなに引き付けられるオーガニックローズって、実際どんなふうに咲いているんだろう。見てみたいし触れてみたい、なによりそのローズが咲き誇る場所に行って、私も全身丸ごと癒されたい。いざ、農園のローズ畑へ。

北半球に位置する日本の3月は、冬が終わり春が始まる早春の時期。対して南半球にあるオーストラリアの3月は、日差しの厳しい盛夏がようやく落ち着く頃。そう、季節は真逆なんですよね。確か12月のクリスマスも、あちらではサンタがサーフィンしていたような。

「灼熱の夏が終わり、ようやく秋を迎えるこの時期は、ジュリーク農園も次の植物育成シーズンに向けて準備を始める季節です。ベースとなる土づくりから、植える苗の選定、植え付けの準備などが行われます。と同時に花やハーブの収穫もあり、この時期はローズはもちろん、エキナセア、スピランティス、カレンドラ、ラベンダーなどの収穫が行われています。なかでもローズは創業時から原生種にこだわって育み、大切に育ててきたジュリークを代表する花。ローズだけでも多くの種類が育てられ、年間を通して収穫されています」と、PR担当の五耒千里さん。そういえば、そもそもローズ畑って、いろんなローズがこんもりと咲き乱れているイメージだけど、実際はどんな感じなんだろう。

「私も訪ねる前はそんな花園的なイメージを持っていました。でも、実際のジュリーク農園にあるローズ畑は、花と花の間隔をしっかり取っていてとても広々としています。虫除けなどの農薬や成長を促す化学肥料を一切使わないので、その代わりにコンパニオンプランツと呼ばれる、虫除けの役割を担ったり、生育を助ける植物をそばに植えるなどしています。間隔を取るのも、ローズがしっかり育つために必要なこと。品種も豊富なので面積も広いですが、枯れた葉の先端や余分な葉を取りのぞきながら、花を手で一つ一つ丁寧に摘んでいます」

野生のカンガルーがやってきては、
スタッフと一緒に作業している!?

そんな毎日の作業の中で面白いのが、ローズ畑に遊びに来る野生動物の様子。
「ジュリーク農園には野生のカンガルー達がよく遊びに来るんです。というのも、ローズは彼らの大好物なので、農園で収穫しているスタッフと一緒にローズ畑に毎日並んで、違うローズの列でむしゃむしゃ食べています(笑)。たまに、数列横にいる人影っぽい気配をスタッフかと思っていたら、食事中のカンガルーだった、なんてことも多々あるんです」

野生動物と並んで仕事している環境って、どれだけ自然と共存しているの。私もそのユーモラスな現場に遭遇して、ローズをむしゃむしゃしているカンガルーをこっそり眺めてみたい。 「ちなみにカンガルーって大きくて、背丈が2メートル近いんです。びっくりしますよ」 2メートル! それってプロバスケの選手並みでは。2メートルのカンガルーがむしゃむしゃしてる様子、結構迫力ありそう。ますます見てみたいなあ。

300以上の品種の中から生まれた、
世界にひとつだけのスキンケアローズ

ローズについてさらに知らなかったのが、ローズブリーダーという職業があるということ。
「あまたある植物の中でも、その美しさや香りといった要素が生み出すローズは別格で、多様な品種、育て方の難しさなどから植物の女王とも言われています。ですからローズには生育の専門家が存在し、ローズブリーダーと呼ばれます。世界的に有名なブリーダーが各国にいらっしゃいますが、なかでも南オーストラリアを代表するブリーダーのジョージ・トムソンさんは、私たちジュリークに欠かせない人物。私たちとスキンケアのための新しいローズ開発のプロジェクトを、共同でスタートしました」

スキンケアのための特別なローズって、一体どんな花なんだろう。 「上品で淡いライラックピンクの花びらが40枚以上も重なり、甘い香りを放ちます。牡丹の花のような迫力のある、大輪の美しいローズです。私たち独自のバイオダイナミック無農薬有機農法によって生まれた品種ですので、パワフルな生命力を持っていると考えています。300種以上の候補のローズを掛け合わせながら何度も育種を繰り返し、モダンローズとオールドローズを交配させることで、何年もかけて研究し、生み出しました」

まだ写真でしか見ることができないけれど、このローズが一斉に咲いたら、それは美しい眺めに違いない。 「大輪の美しいローズが咲き乱れるジュリーク農園の光景は、圧巻です。種から育てられたローズは生命力に溢れているので、半年間次々と花をつけてくれます。ほかのローズもどんどん咲くので、季節ごとに違った景色になるんです」 ローズの甘い香りと美しい景色の中で、カンガルーと一緒にローズ畑で花びら摘みをしたら、きっと心も解きほぐされていく気がするのは私だけではないはず。そんな妄想の旅は、まだまだ続きます。

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