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jurlique(ジュリーク) 公式オンラインショップ

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ジュリークの広大な農園を
のぞいてみませんか?

「私とジュリークをつなぐハーブのはなし」にて連載していた「ジュリーク農園 ハーブコラム」。南オーストラリア、アデレードに位置するジュリーク自社農園の植物や動物たちの様子をぜひご覧ください。

2024.12
農園のプラネタリウム

プラネタリウムのような夜空

ジュリーク農園があるアデレードの上空はオゾン層が薄く、空の透明度が高いため、プラネタリウムのような夜空を楽しむことができます。夜空に浮かぶ月や星は、ジュリーク農園で農作業を行う上で最も重要視されているもの。農作業のスケジュールは、月の満ち欠けや星の動きに合わせて決められています。

例えば、満月の引力は地球から水を吸い上げ、土壌の水分量を増やしてくれるので収穫作業には最適な時期。月が満ちていくのと同時に、植物の成長力や樹液の流れが強くなり、発芽が始まります。一方で、徐々に月が欠けていく新月期は、成長力を地中に引き戻す時期。植物の下部、特に根の活動が活発になるので、耕作や堆肥づくり、苗の植え付けにも適しています。

月が完全に姿を消す新月は、地中の水分量が少なくなり植物が乾燥しやすくなるため、根菜類など長期保存を必要とする植物を収穫しています。

月や星のリズムを意識しながら自分の体や心の声に耳を傾けて生活してみると、今までにはなかった新しい視点が生まれるかもしれませんね。


2024.10
ジュリークローズ

肌のために生まれた特別なローズ

数種類ものローズが咲き乱れるジュリーク農園のローズ畑。その中でもひと際美しく、甘く芳醇な強い香りを放つのが「ジュリークローズ」。世界で唯一、ジュリーク農園だけが栽培することのできるオリジナルローズです。

直径約13cm、牡丹の花のように迫力のあるこのローズは、オーストラリアで権威のあるローズブリーダー、ジョージ・トムソン氏との共同開発により、数年もの長い年月をかけて誕生しました。通常のローズの開花期間は約3ヶ月ほど。それに対して6ヶ月以上も繰り返し花を咲かせることのできるパワフルな生命力を持ったジュリークローズは、肌全体のバリア機能を高めるなど、スキンケアローズとしても実証済み。

ジュリークローズについてジョージは「ライラックピンクの花びらが40枚以上も重なる大輪のこのローズは、トゲがほとんどないため農園で働く人も扱いやすく、これまで育てた中で最も香りの良いローズだ」と語っています。

健康で逞しく、
生命力に満ち溢れたローズを栽培する秘訣

ジュリーク農園で実践されているバイオダイナミック無農薬有機農法は、一切の農薬や化学肥料を使わずに動植物の持つ自然の力だけで土壌を作り、植物を育てます。ローズにも化学肥料を与えていないので、春先にはアブラムシなどの害虫がついたりします。それでも殺虫剤や殺菌剤を散布する事はありません。

私たちが慌てなくても、農園にいるカマキリなど、共存している生き物たちが害虫の除去を手助けしてくれています。農薬や化学肥料を使わなくとも、毎日丁寧に水をやり、益虫(害虫の天敵としての働きを持ち、土壌の質を改善してくれる虫)を引き寄せてくれるコンパニオンプランツ(ヤロー、ロシアニンニク、タンポポなど)を周りに植えることで、生命力に満ち溢れたパワフルなローズが育つのです。

そして収穫にも最大限の配慮とこだわりが。
ジュリーク農園のローズの収穫作業は、香り高い早朝。花の状態を見極め、香りを確かめるために、枯れた葉の先端や余分な葉を取りのぞきながらひとつひとつ手摘みで収穫作業を行います。広大な農園で機械を使わず、どれだけ時間がかかっても手摘みにこだわる理由は、花へのストレスやダメージを最小限に抑えられるから。花をやさしく摘み取れば摘み取るほど、結果として年に5〜6回と繰り返し花が咲く。

手間を惜しまずにコツコツと続けてきた地道な栽培と収穫の方法こそが、健康的で生命力あふれるローズを育む一番の秘訣と言えます。


2024.09
コアラ

農園に遊びに来る野生動物
コアラ

オーストラリアと言えば、コアラ。
近年では絶滅危惧種に指定されていますが、自然豊かなアデレードでは、道路脇に「コアラ注意」の黄色い標識があるほど頻繁に出会える身近な生き物。ユーカリの木立が茂るジュリーク農園でも、木の上でくつろぐ野生のコアラを見ることができます。

人に懐くことはありませんが、たまに目が合ったり、子供を連れたお母さんを見かけたり、稀に地面に降りている時にばったり遭遇したりと、農園スタッフにとってはご近所さんのような存在。コアラが生活する木にはしっかりと爪跡がつけられているので、コアラの姿を探す手がかりになっています。

自由気ままなのんびり屋さん
だけどこだわりは強め

愛らしい見た目のコアラですが、夜になるとオスは縄張りを主張するために怒鳴るような野太い鳴き声を発し、その声は数キロ先まで聞こえることも!メスのコアラは生活圏を変えることはほとんどありませんが、オスのコアラは放浪生活をしながら自由気ままに暮らしています。

そして実は好き嫌いが激しい偏食家。700以上の種類があるユーカリの中でも食べるのは50種足らずで、食べる葉にも強いこだわりが。高い木の上の方にある葉ほど瑞々しく、栄養分が多く含まれていることをよく知っているんです。農園ではそんな野生のコアラたちの生活を垣間見ることができます。
コアラに関するおもしろ豆知識. オーストラリア政府観光局, https://www.australia.com/ja-jp/things-to-do/wildlife/facts-about-koalas.html ,(参照2024-9-1).


2024.08
スピランティス

ピリピリ刺激的!
不思議な見た目のハーブ

目玉のようにも見えるこの花はスピランティス。花や葉に独特の辛味を持つキク科のハーブで、古くから世界各地で香辛料などに使われてきました。

ジュリーク農園を訪れると、ファームマネージャーが「カクテルにするのもおすすめだよ」と冗談交じりに話してくれますが、実際は花に触れた指までをもピリピリと痺れさせるので、花を手で摘んだ後は目に触れないように気をつけているそう。かわいらしい小花ながらも、強いパワーを秘めた植物です。

ブラジルで出会い、
代々受け継がれる種

ジュリークとスピランティスの歴史は長く、1980年代に創業者がブラジルでスピランティスと出会ったことがはじまり。その秘めた可能性に気づいた創業者が、ブラジル原産のスピランティスの種を自社農園に持ち込んだものの、南米の高温多湿な気候を好むスピランティスにとって、寒暖差が激しく、朝晩には霜が降りるようなアデレードの過酷な環境は少し不向き。そこで、スピランティスが花を咲かせる為に必要な条件をシミュレートし、栽培に最適な環境を作る為、農園の敷地内に特別な温室を建てました。

ブラジルからアデレードにやってきたスピランティスは、創業以来この特別な温室の中で一度も種を絶やす事なく大切に育てられ、現在は1シーズンで約230kgほど収穫されています。

種から肌へ

スピランティスの花の収穫は12月~5月頃まで。ジュリーク独自の農園カレンダーに基づき、月が天秤座、双子座、水瓶座のいずれかに位置する時に作業を行います。8月のジュリーク農園では、スピランティスの植え付け作業中。昨年収穫したスピランティスから手作業で種を搾取し、農園の肥沃な土をかけて発芽させた後、温室にある苗床(シードトレイ)に植え替えます。

この苗たちが成長の旅を続け、ジュリークのスキンケアに生まれ変わるのはもう少し先。生まれたばかりの小さなスピランティスの苗たちのおかげで、温室は今日もパワフルなエネルギーに包まれています。


2024.07
ラベンダー

古くから愛されるハーブの女王

ラベンダーは鮮やかな紫色と心地よい香りが特徴のシソ科のハーブで、その名前はラテン語で「洗う」という意味の言葉が語源。香り高い薬草としてリラックス効果や鎮静作用があることから、古代ギリシャ・ローマ時代では入浴時に使用したり、心身を浄化するハーブとして沐浴にも使われていたそう。洗濯の際には香料として用いられ、下着やシーツなどをしまう棚には乾燥させたラベンダーを置いて移り香を楽しんだりと、気品のある穏やかな香りは古くから様々なシーンで愛されてきました。

花言葉は「清潔」「優美」「静寂」など。

時代を越えて人々を癒してきた香り

ラベンダーは現在も分類に関しての研究が行われているほど種類が多く、気候風土によりそれぞれ耐寒性や耐暑性、香りも異なります。ジュリーク農園で育てているラベンダーは、地中海地域原産のアングスティフォリアという「天然の万能薬」とも呼ばれる品種。他の品種と比べて香りが強いのが特徴で、ハーブ特有の土っぽさや爽やかさの中に、奥深くやわらかい香りをしっかりと感じることができます。

シャキッとしていてスタイルが良く、1m以上に伸びても草姿が乱れにくいのも魅力のひとつです。一般的にアングスティフォリア系のラベンダーは耐暑性が弱いと言われていますが、ジュリーク農園のラベンダーは、日照時間が長く、強い日差しが照りつけるアデレードの過酷な環境でもパワフルに育ちます。

夏の風物詩!紫色の絨毯

日本と季節が逆のアデレードは、現在冬真っ只中。12月に入ると夏が訪れ、収穫作業が最も忙しい時期に入ります。11月末から12月上旬にかけてジュリークローズやカモマイル、エルダーフラワーが次々と満開になる中、夏の訪れを知らせてくれるかのようにラベンダーも花を咲かせ始めます。咲いた花は約4週間かけてひとつひとつ手摘みで丁寧に収穫されます。

ラベンダー畑というと富良野の美しい光景を思い浮かべる方も多いと思いますが、ジュリーク農園のラベンダー畑も圧巻!強い香りに誘われてやってきた蝶たちが、どこまでも続く紫色の絨毯の中でひらひらと舞う姿は、ジュリーク農園の夏ならではの光景です。


2024.06
リコリス

実は身近な“あの”ハーブ

リコリスはマメ科カンゾウ属の植物。リコリスというと彼岸花を思い浮かべる方も少なくないと思いますが、彼岸花とはまったくの別物。そして“カンゾウ”と聞いてピンときた方はさすが!そう、漢方などでも見かける「甘草」です。

古い歴史のあるリコリスですが、私たちにとって実はもっと身近な使われ方をしています。それは・・・甘味料として。リコリスの根の主成分であるグリチルリチンの特長は強い甘味で、学名の語源もギリシア語で「甘い根」という意味の単語からきているほど。 その甘味は砂糖の200倍以上とも言われていて、お菓子だけでなく醤油や味噌、漬物などの甘味料の一部として使用されています。

長く伸びた根は肌のため土のため…

ジュリーク農園では1985年の創業以来「グリチルリチザ」という品種のリコリスを育てています。夏の中頃から終わりにかけて薄紫色のかわいらしい花を咲かせ、その後、種のある赤みがかった鞘をつけます。

ジュリークの商品に使われるのは主に根のエキス。この根の収穫はジュリーク農園が冬を迎える6月からはじまります。栄養満点でふかふかな土壌で育ったジュリーク農園のリコリスの根はとても長く、1メートル以上になることも!地中深くまで長く広がって伸びた根は、土壌をほぐして柔らかくしてくれる役割も担っています。私たちの肌にとってだけでなく、健康な土づくりのためにも欠かせない存在です。

根菜類はじっくり時間をかけて

収穫した根は水で洗い、細かく刻んでから農園内の乾燥小屋に移動し、専用の網を張った木製トレーの上へひとつひとつ丁寧に広げて乾燥させます。ジュリーク農園のほとんどの植物にとって最適な乾燥温度は36度くらい。料理でも根菜類は火が通るまでに時間がかかるのと同じように、乾燥に時間のかかるリコリスやマシュマローなどの太い根を持つ植物には45度くらいの高い温度が必要。空気がよどまないように扇風機で乾いた空気を循環させながら、じっくり時間をかけて乾燥させます。

冬のはじまりで空気が乾燥するジュリーク農園の6月は、乾燥ハーブを作るのに適した時期。農園スタッフたちは乾燥小屋から漂うハーブのいい香りに包まれながら、今日もリコリスの収穫作業を行っています。


2024.05
ローズ

歴史ある希少な「ローズ界の母」

ジュリークを代表する花、ローズ。アデレードの広大な農園の中のローズ畑では数種類のローズが育てられ、年間を通して収穫されています。

その中でも1985年の創業当初から35年以上に渡り、原生種にこだわって大切に育ててきた、ジュリークにとって基礎と言えるローズが”ローズガリカ”。歴史のある希少なオールドローズ(1867年以前から存在するローズ)に分類され、さらにそのオールドローズの中でも最も古くから栽培記録が残っているローズ界のお母さんのような存在です。

古代ローマでは花びらを乾燥させたものを薬剤に使用していた事から「薬剤師のバラ」という呼び名も。ジュリーク農園のローズガリカは10月から4月にかけて、1トン以上の花を咲かせます。現在ではローズガリカを親とした3種類の交配種も育てています。

圧巻のローズ畑

アデレードの過酷な環境で、農薬や化学肥料を一切使わずにバイオダイナミック無農薬有機農法を用いて育てられたローズは、生命力にあふれた花を次々と咲かせてくれます。大輪の美しいローズが咲き乱れるジュリーク農園の光景は、まさに圧巻!

スタッフは季節ごとに異なるローズ畑の景色を楽しみながら、自然環境によって変化する香りをチェックしています。雨が多く寒い時や、40度以上の暑い時の香りはそれほど強くなく、最も香りの良いローズが咲くのは20~35度の気温で晴天が続く時。そんなローズの香りに誘われて、農園には野生のカンガルーが遊びにきます。

カンガルー達にとってジュリーク農園のローズは大好物。むしゃむしゃとローズを食べるカンガルーの横で作業するのはよくある光景。農園ではカンガルー達のために、あえて多めにローズを育てています。

効率が悪いなんて言わないで!
こだわりの手摘み作業

愛情をこめて育てたローズを収穫するひとときは何よりの喜び。花の状態を見極め、香りを確かめるために、枯れた葉の先端や余分な葉を取りのぞきながら、ひとつひとつ手摘みで収穫作業を行います。広大な敷地で手摘み?!とよく驚かれますが、花の収穫を機械に任せると一度に花のすべてを刈り取ってしまうため、収穫は1シーズンに1~2回ほど。一方、手摘みは花にやさしく、ストレスやダメージを最小限に抑えられるので、花を早く回復させることができます。

ジュリークのローズが年に5〜6回も繰り返し咲くことができるのは、手摘みでの収穫作業にこだわっているからこそ。手間を惜しまずにコツコツと続けてきた地道な栽培と収穫の方法こそが、生命力あふれる健康的なローズを育む一番の秘訣と言えます。


2024.04
マシュマロー

お菓子の「マシュマロ」の
語源となったハーブ

根のエキスが粘膜保護作用を持つハーブとして知られているマシュマロー。ごぼうのような見た目の太い根には天然の粘液を多量に含んでいて、ぽってりとしたシロップのように、非常に強いとろみを持つのが特徴。

紀元前のエジプトで、この粘液から喉の痛みを和らげるためのゼリーを作っていた事が由来となり、現代でも広く知られているお菓子のマシュマロの語源となりました。学名に「治療」の意味を持つ”Althea(アルテア)”という単語が使われている事からも、古くから人々のメディカルハーブとして信頼されていたことがよく分かります。花言葉は「恩恵」「慈悲」「優しさ」など。

地中・地上合わせて3m!どこまでも伸びる力強さ

マシュマローは土壌に深く根を張るハーブ。日本で育てられているマシュマローの根は、長くても30~40cmのものがほとんどと言われていますが、ジュリーク農園のマシュマローは地中1mにもなる長い根を張り、背丈も2mを超えるほど巨大に育ちます。

一般的に水分のある湿地を好むと言われているマシュマローが、アデレードの過酷な環境で太く丈夫な根を長く張る事ができるのは、栄養満点でふかふかな土壌を手作業でつくり続けているからこそ。一切の農薬や化学肥料を使わずに、動植物が持つ自然の力だけで作った土壌には、植物の生命力を最大限に引き出すパワーがあるのです。

地味に見えてもヒーロー!

“根っこ“と言うと一見少し地味なイメージですが、「美しさは目に見えない所で育まれる」という考えを持つ農園スタッフにとって、地中深くに長い根を張り、自然のパワーを存分に蓄えたマシュマローはヒーローのような存在。ジュリークを代表するローズと同様に、1985年の創業当初から35年以上に渡って原生種の種を受け継ぎ、品種改良をせず大切に育てています。

夏から秋の初めにかけて咲かせる、ピンク味を帯びた白くてかわいらしい花が咲き終わったら、それが収穫の合図。ジュリーク独自の農園カレンダーに基づき、月がおうし座・おとめ座・やぎ座のいずれかに位置する時に作業を行います。4月に入り、秋を迎えたジュリーク農園では、まさに今、マシュマローの収穫作業中。ひとつひとつ手作業で、深い土の中から”ヒーロー”を丁寧に取り出しています。


2024.03
デイジー

デイジーってどんな花?

デイジーはキク科ヒナギク属の植物。学名の「Bellis(ベリス)」には「かわいらしい」という意味があり、直径5cmほどの可憐な花を咲かせます。

デイジーの語源は、太陽のようにも見える花の形や、太陽の光が当たる時だけ花を開いて黄色の花芯を見せる性質から「DAYS EYE(太陽の眼):デイズ・アイ」と呼ばれており、次第に「デイジー」へと変化したと言われています。花が開いている時と閉じている時との印象が全然違うところも面白い特徴です。花言葉は、「希望」「平和」「美人」など。

春の訪れを知らせてくれる大切な存在

ジュリーク農園で1985年の創業当初から栽培されているデイジーは、アデレードの過酷な環境にも負けないとても丈夫な植物。ヨーロッパ等では多年草(一度植えるとその後何年も花などをつける植物)として親しまれていますが、花が茶色くならないように常に手入れをする必要があるため、ジュリーク農園では一年草(春にまいた種が発芽し、花が咲き、秋から冬にかけて枯れるまでの期間が1年以内である植物)として育てています。冬の前に根を張ることができるため、秋に植え、ある程度根が発達するとひとつひとつ愛情を込めながら手作業で植え替えを行います。

収穫は花が最も活力に溢れる春。春の新しい成長期が巡ってきて、土壌が温まりはじめるとすぐに花を咲かせることができるので、農園では新しい季節の訪れを知らせてくれる存在としても親しまれています。茎ごと収穫された花は1ヶ月~3ヶ月ほどかけて乾燥させ、さらに1年ほどかけてエキスをじっくりと抽出します。

見た目と違って強いんです!

寒さにも暑さにも霜にも負けず、可憐な姿からは想像できないほどパワフルで頼もしい存在のデイジー。そんなデイジーにとってもアデレードの夏は気温が高すぎることもしばしば。デイジーに限らず、ジュリーク農園で育てられているすべての植物は、アデレードの過酷な環境で自分自身を守り抜きながら、私たちのためにぎゅーっとエネルギーを溜め込んでくれています。


2024.02
カレンドラ

太陽の花嫁、
カレンドラってどんなハーブ?

ジュリーク農園で創業時より大切に育てているハーブの一つであるカレンドラ。2月の農園では鮮やかなオレンジ色のカレンドラが次々と花を咲かせていて、まさに今、収穫作業の真っ只中。

そんなカレンドラの語源は、ラテン語で月初めの日や暦、時刻を意味する「calendae(カレンダエ)」に由来し、カレンダーと同じ語源と言われています。開花期が長く、どの月の初めにも咲いていることや、日が昇る頃に花を開き、昼には太陽に顔を向けて咲き、日が沈むと花を閉じることから"時を知らせる花"としてこのように呼ばれるようになったとも。太陽とともに開花する様子から「太陽の花嫁」とも呼ばれるカレンドラ。花言葉は「献身」「あふれる慈愛」「静かな思い」など。

鮮やかなオレンジ色の正体は…?

眺めているだけでも元気をもらえるようなオレンジ色の色素は、人参やかぼちゃにも含まれるカロテノイドの一種によるもの。カロテノイドは植物が紫外線から身を守るために作り出している成分。ゆえに「皮膚のガードマン」と称されることも。そしてジュリーク農園で育ったカレンドラは、この色素が濃く鮮やかなのが特徴。

ジュリーク農園の植物は
なぜ色が濃いのか?

色素が濃い理由、それは植物にとっては過酷すぎる環境と言われるアデレードで育てられ、さらには一切の農薬や化学肥料を使わずに、自然の力だけで植物が元々持っているポテンシャルを引き出そうとする”バイオダイナミック無農薬有機農法”という究極のオーガニック農法を用いているから。

そんなカレンドラから抽出されるエキスは、カレンドラにハグして「ありがとう!!」と伝えたくなるほどの太陽と大地の恵みがぎゅぎゅっと詰まったパワフルなもの。ジュリーク農園では、太陽からたっぷりのエネルギーを吸収したカレンドラが今日も力強く輝いています。