ジュリーク農園で実践されているバイオダイナミック無農薬有機農法は、ジュリーク独自の農園カレンダーを元に農作業の内容を決めています。 このカレンダーは、月の満ち欠けや月が通過する星の位置などに基づき、植物の根・葉・花・果実(または種子)それぞれの植え付けや収穫の時期を示すもので、農園でのあらゆる活動の基本となっています。

月や星の動きに合わせて行う農作業
農作業を行う上で大きな指標となるのは月の動き。 新月から満月にかけて月が満ちていく時期は、植物の成長力や樹液の流れが強くなり、発芽が始まります。水を吸い上げた地球が息を吐き出すように土壌の水分量を増やしてくれるので、植物の活力も増すこの時期は、収穫作業に適しています。 一方で、満月から新月にかけて月が欠けていく時期は、地球が息を吸い込むように成長力を地中に引き戻す時期。植物の下部、とくに根の部分が活発に活動するので、耕作や堆肥づくり、植え付け作業に適しています。土壌の水分量が少なくなり、植物が乾燥しやすくなるため、長期保存を必要とする植物の収穫はこの時期に行います。

人も植物も地球も宇宙も、
みんな影響し合っている
月や星の活動周期が人間を含む地球上の生きものに多くの影響を与えているというのは、大昔から人々が認識するところ。農業と宇宙は一見すると無関係に思えても、バイオダイナミック無農薬有機農法を実践する上では大きく関係しています。
「月や星の動きを意識した農園カレンダーをもとに農作業を行っていると、自分たちにもポジティブな影響がたくさんある」と語るのは農園マネージャーのシェリー。
農園スタッフたちは長年の研究と観察を経て作られた独自の農園カレンダーに沿って、日々自然の声に耳を傾けながら農作業を行っています。