1985年の創業以来、ジュリークは地球環境への影響を軽減する活動を積極的に行っています。そのひとつが植樹。植樹を行うことで土地が活性化し、土を健全に保つことができたり、動植物の生きる環境を整えたりと、環境にとってメリットになることはたくさん。
ジュリーク農園では、2011年から毎年「ツリープランティングデー」と名付けられた、植樹を行うイベントがあります。このイベントには毎年世界各地から約120名ほどが参加し、植樹だけでなく、環境のために自分達に何ができるかを1日を通して実際に行動しながら学んでいます。

植える場所、植える木
それぞれの役割とは
農園の敷地の境界線に植樹する時は、強風や山火事などを少しでも和らげることができるように、高く成長する木を植えています。また、農園内の建物の周りには、もしも山火事が来たときに引火しにくいように、油分の少ない木を植えています。油分の多いユーカリの木は植えません。主に植えられるのは南オーストラリア由来の木で、毎年20~25種類ほど植えています。その土地に由来するたくさんの種類の木を植えることで、農場に生存するあらゆる動物の住む環境を整えることになり、結果的に成長を促し、土の健全化も促せます。

日本人研究者のメソッド「宮脇方式」
この植樹で採用されているメソッドは日本の植物生態学者、宮脇昭氏による「宮脇方式」。
狭いスペースでも実現可能で、多品種の木や草をぎゅうぎゅう詰めに植えていきます。雑草などの管理には手間がかかりますが、このメソッドを用いることで、植物は普通の森の約10倍の速さで成長し、100倍の生物多様性を持つと考えられています。「ミヤワキフォレスト」と呼ばれるこの森林は、地元の学生や地域団体の学習の場としても活用しています。