必要最低限なものが買えれば、それでいい。 欲張らなくていいし、頑張り過ぎたくない
必要最低限なものが 買えれば、それでいい。 欲張らなくていいし、 頑張り過ぎたくない
雑誌やWEBでファッションフォトグラファーとして活躍する野田さん。「中学生のころから写真を見るのが好きだったんです。蜷川実花さんやHIROMIXなど女性写真家が活躍していたのがちょうどそのころ。地元・福岡で、雑誌の裏原宿特集を読み漁り、都会へ憧れを抱いていましたね。仕事として写真を始めたころは舞台の記録写真を撮っていたのですが、結果として今、ファッションフォトへ転向したのも、中高生のころ読んでいた雑誌への憧れが大きかったからかもしれません。上の世代の人たちのように、ブランド全盛時代でもなかったのでブランドに対しての憧れはあったとしても、持っていないことに特別引け目も感じません。必要不可欠なものが買えるだけのお金があれば、そんなに欲張らなくてもいいのかなって。」
自分にとって好きなもの、こだわりのあるもの、 心地よいものをより大切にしていきたい
自分にとって好きなもの、 こだわりのあるもの、心地よいものを 大切にしていきたい
2020年時点で平均年齢47.2歳*という日本において、1985年生まれの35歳は働く世代として真ん中あたりにいる。「一緒に働く人たちが上も下もプラスマイナス20歳ぐらい。ちょうど中間にいるせいか、いろんな世代の価値観に触れられるのが今の私の年代。そしてそれがありがたいなぁと思います。期せずして、コロナ禍という非常時の生活を体験したことで、今、本当に必要なことやモノは何かを考えるきっかけにもなりました。お金や経済はもちろん大切だけど、自分にとって好きなもの、こだわりのあるもの、心地よいものをより大切にしていきたいなと改めて思っています。」